男性保育士について

日中の住宅街の公園は、お散歩の途中に立ち寄った保育園児たちで賑わっています。

 

そんな中、園児と女性保育士に混じって、男性保育士の姿を見かけることも多くなりました。

 

保育園で子どもたちを保育する人は、かつて保母と呼ばれていました。2000年には、わずか1パーセントでしたが、男性保育士の存在はあり、その後、児童福祉法の施行に伴って、2003年から保育士の呼称へと変化したのです。

 

2013年には、保育士の男女比は、女性95.9%、男性4.1%と、徐々にではありますが、男性保育士は増加しつつあるのが分かります。

 

遊びのダイナミックさ

男性保育士の長所は、大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、「大らかさ」。女性の保育士は、ケンカやケガ、感染などへの細やかな心配りから、ピリピリしがちです。

 

その点、男性保育士は、子どもたちに対して、神経質になり過ぎない対応ができる人が多いようです。子どもにとって、1日を過ごす保育園のそんな空気感は、ほっとできるものと言えます。

 

2つ目は、「体力」(筋力)です。何人もの子どもを抱っこしたり、“高い高い”をしたり…かけっこやサッカーなど、元気いっぱいの子どもたちと一緒に走り回るには、体力が必要になります。。

 

男の子の保護者から、男性保育士を望む声が多く聞かれるのは、そんな理由があります。

 

職場のバランスが良くなる

男性保育士の存在が、女性ばかりの職場に客観的なバランスをもたらし、女性だけの職場につきものだった派閥争いやパワハラを減少させることがあります。

 

とは言っても、男性保育士にもさまざまなタイプの人がおり、女性保育士の複雑な人間関係に耐えられなくなったり、薄給に嫌気がさして退職する人がいることは確かです。

 

その一方で、園長などの幹部職に就く人も目立っています。

 

保育園を経営という観点からとらえたり、その社会的意義について、問題意識から積極的な提言を行うなど、男性ならではの巨視的なものの見方が、広く支持された結果と言えるのではないでしょうか。